本日の為替状況 [投資]

【NY市場は、対ユーロを中心に米ドル買い・円買いが優勢】
前日のNY市場では、米主要株価指数が反落して取引が開始された事や、
ギリシャで発生した大規模なゼネストが嫌気された事などを背景に、
対ユーロを中心に米ドル買い・円買いが優勢。ユーロ/ドルは1.38ドル台
半ばから1.37ドル台前半へ、ユーロ/円は106円台半ばから105円台半ばへ
それぞれ下落したほか、その他のクロス円も総じてこの日の安値水準へ
軟化した。また、日本時間20日未明に公表された米地区連銀経済報告で
雇用や景気先行きに不透明感が示されたが、ドル/円は76円台後半で
底堅く推移した。

【東京市場もユーロ軟調に推移】
20日東京市場は、対ユーロを中心に米ドル買い・円買いが優勢。アジア
主要株価指数、NYダウ先物やNY金先物が軟調に推移したことからリスク
回避姿勢が強まったことが背景。また、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)
の規模拡大を巡って、前日開催された独仏首脳会議が難航したことから23日
のEU首脳会議への期待感が後退したことも、ユーロの重石になった。
ユーロ/ドルは1.37ドル台後半から1.36ドル台後半へ、ユーロ/円は105円台
後半から105円00銭近辺へそれぞれ下落したほか、豪ドル/円も商品相場の
下落を受け78円台後半から77円台後半へ軟化した。本日は事業法人の仲値
決済が集中しやすい5・10(ゴトー)日にあたり、仲値公示にかけて米ドル
不足が観測されたことを受け、ドル/円は76円80銭近辺で下げ渋った。
しかし仲値公示通過後、ドル/円はユーロ/円などのクロス円の下げに連れ安
となり、小幅下落した。



15日に閉幕したG20財務相・中央銀行総裁会議の声明で「23日のEU首脳
会議の結果に期待する」との文言を盛り込むことで迅速な対応を迫った。
欧州がまとめようとしている包括策の柱は、EFSFの融資能力拡充、
銀行の資本増強などである。欧州各国は対策の方向では一致している
ものの、細部を巡ってはなお隔たりがあり、残された短い時間で欧州が
結束できるかどうかが焦点になるだろう。


【この後発表が予定されるイベント(全て日本時間)】
17時30分 英国9月小売売上高(除自動車燃料)・前月比
                   (予想:0.2%、前回:-0.1%)
17時30分 英国9月小売売上高(除自動車燃料)・前年比
                   (予想:0.6%、前回:-0.1%)
21時30分 米国週間新規失業保険申請件数
                (予想:40.0万件、前回:40.4万件)
23時00分 ユーロ圏10月消費者信頼感・速報値
                   (予想:-20.0、前回:-19.1)
23時00分 米国9月景気先行指標総合指数・前月比
                    (予想:0.2%、前回:0.3%)
23時00分 米国10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
                    (予想:-9.6、前回:-17.5)
23時00分 米国9月中古住宅販売件数(予想:491万件、前回:503万件)

23時15分 ブラード・米セントルイス連銀総裁 講演
翌1時00分 ロックハート・米アトランタ連銀総裁 講演
翌1時50分 ピアナルト・米クリーブランド連銀総裁 講演
翌2時00分 センタンス・英中銀金融政策委員 講演

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